脂質異常症は動脈硬化の原因となります

脂質異常症とは血液中のコレステロールや中性脂肪といった脂質が必要以上に増えることにより、血管内にコレステロールが溜まって血液の流れを悪くしてしまう疾患です。

この脂質異常症や痛みといった明確な自覚症状がないことから治療の必要性を感じる人は少なく、健康診断の結果から脂質が高いことに気付いていても放置されている人が多いのが実情です。

しかし、脂質異常症は放置していると血管の動脈硬化を進行させ、最終的には脳梗塞や心筋梗塞といった恐ろしい疾患へとつながる可能性もあるので、健康診断で脂質が高いと診断された場合には生活習慣の見直しを行ってください。

血液中の脂質の量を減らす最も効果的な対策は食事です。脂肪分の多い食事を多く摂るとコレステロール値が高くなり動脈硬化の進行を早めることになります。しかし、反対に野菜に多く含まれている食物繊維や、青魚に多く含まれている魚油や大豆製品などには血中の脂質を下げて動脈硬化を抑制させる効果があります。

そのため、脂質異常症の予防を行うには洋食中心から和食中心の食事へと切り替えるのが効果的なのです。